笑い男

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Rippleについて

入門向けにRippleの概要ついてさ~っと書きます。

 

まず2014年の今現在、Rippleのxrp(仮想通貨)を高額で販売する詐欺サイトやセミナーがありますのでご注意ください。 私も2014年4月ぐらいに参加したセミナーが詐欺まがいで当時のレートの30倍ぐらいで買いをすすめられました。 当時はBitcoinバブルが終了して、第2のバブルとなる仮想通貨はどれだ? と考えていた人もいたんだと思います。

 

公式サイト:https://ripple.com/

 

で!!

Rippleってなんだって思っている人もかなりいるはず?

http://d.hatena.ne.jp/syncn/20130501/1367418994

IOUやトラストなど難しい言葉がいろいろ出てきますが、私は数回この記事をよんでやっと理解できましたw 

 

で!!

簡単に言っちゃうと・・・

ありとあらゆる物を、電子手形(IOU)にしてそれをRippleというシステム内で自由に売買してください。売買はRipple内の共通通貨であるXRPを使ってください!! 

今は主に国際間の通貨両替、送金やBitcoinなどの仮想通貨と主要通貨との両替などで使われているケースが多いです。(もともと国際送金のシステムとして考えられたみたいです)

 

たとえ話をすると・・

中国の人がユーロ圏に出稼ぎにでました、もちろん給料はユーロで支払われます。

これを中国の家族に元に両替して送金したい・・・今までは銀行の国際送金のサービスを使うのが一般的でしたが、これだど手数料がバカになりません。

 

これをRippleを使って送金すると、

ユーロ → ユーロIOU → XRP → 元IOU → 元 という形になります・・・

一見・・意味不明ですねw

 

もう少し詳しく話すと、日本人がアメリカ人に10000円をドルに両替して送金することとします。

日本人は10000円(現金)をゲートウェイに振り込みます。

ゲートウェイは銀行のようなもだと思ってください(厳密には全然違いますが)

ゲートウェイは入金を確認すると、振り込んだ人に対して10000円IOUを発行します。

10000円IOUは10000円と交換することができる電子手形のポイントだと思っていただいて結構です。もちろんこの10000円IOUをゲートウェイに送信して現金と変えてくれと言えばゲートウェイは送信者の銀行口座に10000円を振込みます。(厳密には手数料が発生します)

 

で! 送金者は次にどうするかというと、

 Ripple内部で利用できる共通通貨であるxrpに両替します。

 

このxrpという仮想通貨は、実際に存在する通貨(物)ではなく電子ポイントような数値(データ)です。そしてRippleを運営している会社、Ripple Labsはこのxrpを1000億xrpしか発行しないと約束しています。厳密には取引を行うごとに市場に出回るxrpの量は少しずつ減ります(2014年12月04日現在 約99,999,756,523xrpが存在します)

 

このときの両替のレートは決まっているわけでは無く、xrpを売りたい人、買いたい人の売買で変動します。株やFXのask / bidと同じ感じです。

2014年12月04日現在は1xrp=1.6円前後です(昔に比べて大分上がってきました)

 

頭の良い人は、この後の作業は分かると思います。

 

円 → 円IOU → xrp の手順でやってきたことの逆をドルを取り扱うゲートウェイでやればいいだけです。

送金者が手にしたxrpを元手にドルIOUを購入して、それをアメリカにいる受け取り手に送信します。受け取ったアメリカ人はそのIOUをゲートウェイに送信して自分の口座に振り込んでもらいます。。

パチパチ・・・国際送金が完了しましたw

 

実際はIOU⇔xrpのやり取りはripple内(ブラウザ上)で行います。

円 → 円IOU → XRP → ドルIOU → ドル

         |--- Ripple 内での取引 ----|

 

 

さて、上で書いたゲートウェイと厳密にはなんだと思われる 方も多いと思います。

銀行のようなものと書きましたが、実際はIOUを発行して一般のユーザとRippleのシステムを橋渡しする役目をして・・・意味不明ですねw

 

簡単に言えば、誰かがゲートウェイにお金を振り込む、そのお金分のIOUが新規で発行され振込み主に送信される。 その人はIOUをRipple内でトレードしたり、他の通貨に両替できるというわけです。逆に現金の円が欲しい人は、円IOUをゲートウェイに送信する、ゲートウェイはIOUを破棄して、現金を送信者に振り込むこの繰り返しです。

 

そして1点重要なことは、ゲートウェイのIOUはそれを発行したゲートウェイでしか換金できません。現在、日本にはいくつかの円を扱うゲートウェイが存在しますが、各ゲートウェイが発行した円IOUはそのゲートウェイでしか換金できません。

 

当たり前ですねw 大手会社のゲートウェイが発行した10億円IOUを、他の小さいゲートウェイに換金依頼しても出来るわけありませんし、他社のIOU(手形)を換金する道理もありません。

 

また、各IOUとxrpのトレードはゲートウェイ単位で行われ、レートも微妙に異なります。(詳細は下に書きます。)

 

通常、ゲートウェイの管理者は、お客(振込み主)の振込み金額分(※1)のIOUを発行します。

10人が各1万円振り込むとRippleのシステム内には10万円IOUが出回ります。振込み金額の合計 = 総IOUの額になります。このIOUはゲートウェイの管理者だけが発行、破棄でき、管理者の意図しないところで勝手にIOUの総額が増えたり減ったりは絶対にありません。

これも当たり前ですよね・・10万円IOUを発行したのに、知らない間に11万円分になってたとか・・洒落になりません。 

※1 厳密にはゲートウェイをやってる人(会社)は慈善事業ではありませんので手数料が発生します。振込み額が1万円なら1%の100円が手数料とか各ゲートウェイが独自に決めています。

 

じゃ最後に・・・誰がゲートウェイをやってるのか??? ってことになりますが、実はこのゲートウェイは誰でもなれます。今から私がゲートウェイを始めることも、もちろん可能です。

しかし、今から私がゲートウェイを始めるので、皆さんお金を振り込んでください~

手数料はありませんw振り込まれたお金は絶対に持ち逃げしませんwと軽々しくいったところで誰が私のゲートウェイを信用するでしょうか・・・

そうなんです。上で書いた各ゲートウェイの円IOUとxrpのトレード レートがゲートウェイ単位で微妙に異なるのは、トレードする人がそのゲートウェイをどれだけ信用できるかの価値が含まれているからなんです。

仮に現在のxrp / 円IOUの平均レートが1だったとします。

大手で信頼の出来るゲートウェイのレートは、このゲートウェイは信頼できるという観点でレートが0.9(xrp安 円IOU高)になったり、1週間前に出来たゲートウェイで取引量がまだ少ない(振込み金を持ち逃げするんじゃないかな?)って怪しいところは1.2(xrp高 円IOU安)になったりします。 実際ここが本当に信頼できるゲートウェイならこの円IOU⇔xrpのレート差を利用して稼げます。

 

最後に日本円を取り扱うゲートウェイだと、

RIPPLE TRADE JAPANや東京JPY発行所など幾つかが存在します。

ゲートウェイの回し者ではないので、詳細はみなさまで調べてください。

 

ちなみに公式サービス上での取引画面は以下のようになります。

f:id:minadukifx:20141204154309j:plain

現在、自分は約32万xrpと189.57円IOU(JPY)を保持しており、xrpは投機対象と見てますw 

 

プログラマをしている自分からすると、このRippleやBitcoinなどの仮想通貨が面白いと思うのはもちろん投機対象としてもですが、

なにより技術的に絶対に不正な取引や不正な送金、システムのハッキングなどが出来ないという仕組みがあります。

これは、また機会があれば書きたいと思います。